修理・メンテナンスの仕事と聞くと、ただ「壊れたものを直す」だけだと思われがちかもしれません。でも実際にはそれだけではありません。状況確認から見積もり、修理対応、時には買い替えのご提案までを一人で対応します。扱う機器は大阪ガス製に限らず、他社製や年式の古いものも多いため、幅広い知識と柔軟な対応が求められます。特に冬場は給湯器の依頼が集中するため、1日に何件も対応する日もあります。
そんな日々でも、朝のスケジュール確認や、急なご依頼への対応などを、チームで連携しながらしっかりこなしていきます。

もともとは専門学校を卒業してエンジニアとして働いていましたが、その後はいろいろな業種にチャレンジしてきました。若かったので(笑)、いろんな仕事が楽しかったのも事実です。でも、結婚して家庭を持ったことで、「地元で長く、安定して働きたい」という気持ちが強くなり、転職を決意しました。そんなとき出会ったのが甲子園ガスセンター。インフラを支える会社という安心感と、転勤のない環境が、家族を持つ身として大きな魅力でした。

修理が無事に終わると、お客様から「助かったよ」「本当にありがとう」と言っていただけることが多く、それが何よりのやりがいです。もちろん、直せないときのプレッシャーもありますが、だからこそ信頼に応えようと日々努力しています。
この仕事には、技術だけでなく人とのやり取りや提案力も必要です。高齢のお客様との丁寧なやり取りや、ちょっとした提案の積み重ねが信頼につながっていきます。上司との距離も近く、チームワークも良いので、困ったときに助け合える安心感もあります。
入社後は半年ほどかけて資格を取得し、現場での経験を積みながら少しずつ自信をつけてきました。最初の数年は覚えることも多く、決して楽な道ではありません。でも、その分確実に力が身についていくのを実感できる仕事です。