大学卒業後に入社したのは屋根の塗装などを扱う訪問販売の会社でした。希望とは異なる部署だったこともあり1ヶ月ほどで退職したんです。その後、転職サイトで「地元・西宮で腰を据えて働ける会社」を探し、出会ったのが今の職場です。営業部に所属し、大阪ガスが提供するインターネット商材を中心に担当しています。もともとネットや通信には疎い方だったのですが、現場で1つずつ学びながら経験を積み、今では乗り換えサポートや宅内機器の設定、トラブル対応など、幅広く任せてもらえるようになりました。

インターネット関連のサポートでは、お客様のご自宅を訪問し、ルーターやテレビの設定、Wi-Fiの不調対応などを行っています。中には「ルーターって何?」という高齢の方もいらっしゃるので、専門用語をかみ砕いて分かりやすく伝えるのも僕たちの大事な仕事です。
「孫がWi-Fiでゲームできるようになった」「これで安心して使えるわ」そんな言葉をいただくと、本当にやっていてよかったと思えます。“インターネットを設定する仕事”ではなく、“人の暮らしをつなぐ仕事”なんだと感じますね。

僕は甲子園ガスセンターでは最若手の一人です。技術力はまだまだ発展途上ですが、だからこそ丁寧に、一つひとつの対応に向き合っています。前職では訪問先で話すら聞いてもらえなかったのに、今では「来てくれて助かった」「またお願いね」と言ってもらえる。これは甲子園ガスセンターの先輩たちが地元・西宮で積み重ねてきた信頼があってこそ。「あ、ガスの人や。ありがとうね」と自然に声をかけてもらえる環境って、すごくありがたいことなんですよね。そんな背中を見ながら、「森山ができるなら、自分も頑張ろう」と先輩たちに刺激を与えられるような存在を目指して、これからもできることを増やしていきたいと思っています。